彼は歩いている・・・。
そう、それはいつもの通り道、通称アゼリア通り。
ふと、彼は感じた
何か、いつもと違う
なんだ、この違和感・・・。
彼は目を凝らし辺りを見渡す
いや、何もない。
気のせいか・・・。
いつもと同じ何の変わりもない通り道。
きっと疲れてるだけだろう・・・と。
そしていつもの道に戻ろうと彼は右側に振り返る
!!
そうか、違和感はこれか。
道端にキレイに植えられたアイビー
それに新しい枠組みが取り付けられている。
ハート型の曲線が疲れた彼を癒やす。
ふと奥を見るとそこは、
《シネクティクスヘアドレッサーズ長岡天神店》
そういえばここにあったな、美容室。
ちょっと髪も伸びてきた頃だしちょっと
寄って行くか。
そして彼は店内へ足を踏み入れるのであった。
〔シネクティクス植木物語〕
第一章 〔完〕
作家☆ツネオ
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